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表5.40 外板とウェブの組合せ

  平板

龍骨

センター

ガーダー

  船底

外板

肋板 サイド

ガーダー

    船側

外板

肋骨 縦桁    
客船2 12 8 0.67 8 6 6 0.75 0.75 7 4 6 0.57 0.86
魚雷艇5 10 6 0.60 6 6 6 1.0 1.0 4 4 4 1.0 1.0
魚雷艇3 5 5 1.0 5 4 5 0.80 1.0 5 4 4 0.80 0.80
魚雷艇4 6 4 0.67 4.5 4 4 0.89 0.89 4.5 4 4 0.89 0.89
客船1 8 8 1.0 7 6 6 0.86 0.86 6 5 6 0.83 1.0
魚雷艇1 6 5 0.88 6 5 5 0.83 0.83 5 4 5 0.80 1.0
巡視艇1 8 4 0.50 6 4 4 0.67 0.67 4    
救難艇2 6 4 0.67 4 4 4 1.0 1.0 4 4   1.0  
救難艇1 4.5 4 0.89 4.5 4 4 0.89 0.89 4 4 4 1.0 1.0
巡視艇2 8 5 0.63 7 5 4 0.71 0.57 6 4 4 0.67 0.67
魚雷艇2 5 5 1.0 5 4 4 0.80 0.80 3.5 47 4 1.14 1.14
作業艇 8 6 0.75 6     6    
交通艇1 7 6 0.86 7 6 6 0.86 0.86 6 6 6 1.0 1.0
あらかぜ 5 5 1.0 3.5 5 5 1.43 1.43 3 4 3 1.33 1.0
交通艇2 4 4 1.0 4 3 0.75   4 3 0.75  

(2)舵の支持構造

舵軸管は鋳造品とするのが普通である。前後・左右にリブを設けて肋板及びガーダーに強固に固着する。舵軸管の位置が肋板及びガーダー位置から外れるときは、その位置に断切板を設けて前後の肋板、左右のガーダーに固着する。

舵軸管を固着する肋板及び桁板の厚さtは次の算式によるのを標準とする。

t=0.002AVh+3.2(mm)

A:舵面積(m2

V:最大速力(kts)

h:舵板高さ(m)

表5.41に実例を示す。

舵軸管の固着構造は舵取機械プラットフォームと連続した構造として、舵取機械と舵軸との関係位置及び舵軸心に狂いが生じないよう強固な構造とする。

舵軸管の固着構造は転舵時の荷重及び振動等により繰返し応力が生じるので、応力集中が生じないよう特に注意しなければならない。

1)松本喜太郎:推進器付近外板厚決定についての考察:造船協会々報第73号:昭19

2)谷口中:プロペラ近傍の圧力変動:西部造船協会誌第16号:昭33,10

3)関彦太:プロペラ付近の外板設計標準について:船舶用軽金属委員会AHS委資料:昭和42.6

 

 

 

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